市販のかぜ薬で炎症がでたら注意!怖い薬アレルギー!

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  6/15の「仰天ニュース」は、食物アレルギーや薬アレルギーについての話でした。私が特に怖かったのは薬のアレルギー。市販の薬を飲んでひどい副作用が...

 

6/15の「仰天ニュース」は、食物アレルギーや薬アレルギーについての話でした。私が特に怖かったのは薬のアレルギー。市販の薬を飲んでひどい副作用がでるなんて普通考えませんよね。今はドラッグストアに行けば気軽に買えるし、病院の薬より安心と思ってる人が多いのではないでしょうか。

 

その市販薬を飲んで全身がただれ、信じられない姿になった女性の話が本当に衝撃的でした。実は私も市販薬ではありませんが病院の薬で副作用がでた経験があり、この話が他人事ではなかったからです。今では怖くて市販薬もほとんど飲みません。

 

これは誰の身にも起こる可能性があります。そこで「仰天ニュース」の話や私の体験を書きますので、この機会に薬アレルギーが怖いということを覚えていただければと思います。

 

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市販の風邪薬を飲んだのが薬アレルギーの始まり!

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「仰天ニュース」では看護学校に通う女性が、37度ちょっとの熱が出たので解熱剤を飲み、翌朝には頭痛がして普段飲んでいる頭痛・生理痛の薬を飲みました。どちらも市販の薬です。

 

この話を聞いただけでは、特に珍しいことではなく普通のことだと誰もが思うでしょう。どこの家庭にも常備薬的に置いてる薬ですからね。同じように飲んだ経験がある人も当然いると思いますよ。

 

問題はここから!

その女性は、夜中に息苦しさと唇の痛さで目を覚まし、鏡を見ると唇の口角あたりにニキビのようなデキモノができました。これが後に恐ろしい症状が出る薬アレルギーの始まりだったのです。

 

その後、唇の腫れと目の痛みに耐えかねて近くの病院に行きますが、診断はヘルペス。処方された軟膏を塗り抗ウィルス剤を飲んで寝ましたが、その夜には症状がさらに悪化。喉が痛くて唾液さえ飲み込めず、デキモノは口の中まで広がります。

 

怖くなった女性は喋れないので母にメールをして、終電に乗って実家の静岡に向かいます。母は市内にある病院の救急外来に連れて行きましたが、皮膚科医が不在で処方した薬を飲んで翌日まで様子を見ることに。

 

しかし、翌朝には症状がさらに悪化、お腹や背中、手にまで発疹ができます。急いで病院に行き診てもらうと、診断はウィルス感染による中毒疹ということですぐに入院します。入院して良くなると思ったが、トイレに行くと尿道口がただれて激痛、さらに発疹は顔や腕まで広がる。

 

そこで医師は女性に何か薬を飲まなかったか聞くと、市販の風邪薬を飲んだことを伝えた。すると医師はスティーブンス・ジョンソン症候群を疑い浜松医科大学に転院することを勧められる。

 

スティーブンス・ジョンソン症候群とは?

薬やウィルスに対して免疫機能が過剰に反応するアレルギー疾患で、100万人に3人の割合で発症。その過程は不明。高熱・発疹・水ぶくれ、粘膜の炎症が短期間に現れ、目は角膜が侵されて視力障害になることが多く、失明や死に至ることもある。日本では難病に指定。

 

症状が出てから4日目に浜松医科大学医学部附属病院に運ばれましたが、症状は急激に悪化し、目・鼻・口の炎症も激しく発疹は全身にまで広がり、皮膚の40%以上も剥がれ、女性はとても危険な状態になってました。その症状から中毒性表皮壊死症と診断されました。

 

日本では皮膚が剥がれた面積が10%未満のものをスティーブンス・ジョンソン症候群。10%以上は中毒性表皮壊死症と診断する。

 

治療の結果とその後

治療法はアレルギー物質を除去するために血漿成分だけを廃棄して他人の血漿成分を戻すという、一般ではほとんど聞かない特別な治療をしました。さらに感染予防のために体の抗体の主成分である免疫グロブリンを投与。その結果、女性は2日間の懸命な治療で一命を取り留め、失明も免れることが出来ました。

 

それから6年後、女性の皮膚に多少の斑点は残っているものの元に戻ってました。しかし、目は発症前より開かなくなりドライアイの症状が残りました。あと爪も一度全て剥がれてしまったので、いびつな状態になりました。現在も定期的に治療を継続しているそうです。

 

目や爪に後遺症は残ってしまったけど、テレビで皮膚のただれも映されましたが、今までに見たことがないくらいヒドイ状態だったので、命が助かって本当に良かったと思います。もし病院に行くのが少しでも遅れていたら・・・そう考えると怖いですね。

 

女性はこう言ってました。

薬をのむのが怖い。薬はできるだけ飲まないようにしている。風邪薬は一切飲まない。薬は良い効果だけでなく副作用もあって、怖いものなんだっていうのも知ってもらいたい。

 

風邪薬を飲んでデキモノが出ても、この時点で薬アレルギーを疑う人はほとんどいないでしょう。きっと体が疲れている、胃腸の調子が悪いとかで終わるのでは?もしかすると、さらに薬を飲む人がいるかもしれません。

 

薬には副作用の危険があるということを理解したうえで飲みましょう。

 

薬アレルギーの実体験

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私は市販薬ではありませんが、風邪を引いて病院に行ったときに2度も薬アレルギーの症状がでました。スティーブンス・ジョンソン症候群のようなひどい症状ではありませんが、最初は点滴後に吐き気がして血圧も下がり、そして眠気というか気が遠くなる感じで酸素マスクを付けられました。意識が薄くなる中、医師や看護師が慌てていたのを覚えてます。病院だったので処置が早く、しばらくして回復しました。

 

2度目も風邪引いて病院に行った時なんですが、このときは注射を打たれたあとに目の周りの筋肉が硬直し、看護師を呼ぼうと思ったら声が出ない。助けを呼べないからものすごい不安でした。この時も病院だから良かったけど、1人だったらどうなっていたか・・・

 

この2度の経験から、どうしても病院に行かなければならない時は薬アレルギーを申告します。それでも処方された薬を飲む時は緊張します。すでにトラウマになってますから、飲んだあとはドキドキですよ。心の中で何も無いようにと毎回祈ってます。

 

その頃にスティーブンス・ジョンソン症候群を知ったので、風邪を引いても市販薬は飲みません。っていうより飲めないといったほうが正しいですね。やっぱり怖いですよ。今回テレビを見てさらに怖くなりました。

 

どんな薬でも誰でも薬アレルギーの可能性が!

最後に覚えておいて欲しいことがあります。先ほど話した女性の薬アレルギーの原因となった成分は、アセトアミノフェンとイブプロフェンのどちらかです。でもドラッグストアにふつうに売っている市販薬の成分なんですよ。家に風邪薬か頭痛・生理痛の薬がある人は成分を見て下さい。必ずどちらかの成分が入ってると思います。

 

見た人は分かったと思いますが、ごく一般的な成分なんですよ。あと風邪薬や頭痛・生理痛薬だけではなく、どんな薬でも誰でも突然発症する可能性があるのです。さらに以前飲んで問題がなかった薬でも、必ずしも安全ではないということも覚えておいて下さい。

 

治療費が心配になりますが、現在は厚生労働省の特定疾患になっているので、申請すると医療補助が支給されるそうなので、万が一の時はすぐ病院へ行きましょう。

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