真珠腫性中耳炎の手術する方へ!入院生活は?10年後の聴力は?

  過去に中耳炎の経験すらないのに真珠腫性中耳炎の手術をすることになるなんて、 当時はあまりにも突然過ぎて驚くことしか出来ませんでした。   ...

CTスキャン

 

過去に中耳炎の経験すらないのに真珠腫性中耳炎の手術をすることになるなんて、

当時はあまりにも突然過ぎて驚くことしか出来ませんでした。

 

早いもので手術してからもうすぐ10年になろうとしてます。

これから真珠腫性中耳炎の手術をする人が気になるのは術後ではないでしょうか?

すでに手術の日程が決まってる人は、不安な日々を過ごしていると思います。

 

そんな人の参考に私の手術後から現在までについて書きたいと思います。

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真珠腫性中耳炎と診断された人、また疑いがある人は以前の記事も参考にして下さい。

>>真珠腫性中耳炎で手術した体験!最初の症状・予兆と病院選び!

 

真珠腫性中耳炎を手術してから退院まで!

手術前日に入院して、たしかその日のうちに右耳の後ろの髪を剃ったと思います。

もともと短かったし男だから気になりませんでした。退院する頃には目立たなくなってたしね。

 

翌日午前9時から手術、悪いのは耳だから自分で手術台にのったと思います。

麻酔は初体験、なんか頭の中に流れてきた感覚がして気が付いた時にはベッドの上でした。

目が覚めて最初に思ったのは、「生きてる!」 やっぱり内心は怖かったんだー

 

尿道カテーテルが痛くて、看護師さんに言ったら麻酔が切れて1人でトイレに行けるならと言うので、

自分では大丈夫と思い外してもらったけど、いざトイレに向かうとフラフラ、麻酔はスゴイ!

なんとかトイレに着いたけどおしっこが出ない。したいはずなのに・・・

 

入院中は意外にたいくつな時間

病院のベッド

翌日から手術した耳以外は元気なので、時間を持て余すようになりました。

心配なのは耳の状態なんだけど、ハッキリするのは10日後位だから考えても仕方がない。

 

入院中の楽しみはトリノオリンピックだけ、自然と早起きになるから時差が丁度よかった。

荒川静香さんが金メダル取ったときはうれしかった!他に楽しみがないので・・・

 

入院中の15日間って普段よりもめちゃくちゃ長く感じました。何冊もあった本もあっという間に読み終わり、

テレビは昼間に見る機会なんてほとんどないし、1日がとにかく長かった。

 

そう感じたのは耳が順調に回復していたからだと思う。最初の頃は多少痛みがあったけど、

その後は痛みもなくなり自分では元気になった気分。唯一病気とわかるのは頭のヘアバンドだけ。

耳の脱脂綿をおさえるために自分で用意したもの。

 

いよいよ手術の結果がわかる日がきた!

たしか退院の2日位前だったかな?耳に詰めていた脱脂綿をすべて取る日が来ました。

ちょっとドキドキでしたが、耳の中をカメラで見ても問題はありませんでした。

 

そして今までは耳に詰めてたので周りの音が聞こえなかったのが、なんと聞こえました!

かなり進行していて鼓室形成術をしたから心配でした。

 

聴力を調べる機械ありますよね、音が聞こえたらボタンを押すやつです。

その時もちゃんと音が聞こえたのでホッとしました。

 

結論を言えば手術は”成功”です。

 

最初に手術と聞いたときは恐怖心だけで、他のことを考える余裕はありませんでした。

手術と言っても成功するとは限らないし、片方の耳が聞こえなくなったら生活に支障あるし、

とにかくマイナスのことばかり考えてました。手術は精神的にキツイですよ!

 

今思うとよく自分で手術台にのったと我ながら感心します。今は考えるだけで怖いですよ。

そのときは覚悟決めてたのかなー

 

真珠腫性中耳炎の手術から10年後は?

真珠腫性中耳炎は再発もあると聞いたけど、今までの約10年間は何の問題もありませんでした。

ただ術後からの耳鳴りだけはしょうがないですね。それと金属音が耳の奥まで響くようになりました。

 

あと右方向からだけ会話が聞き取りづらかったり、テレビのボリュームを上げないと聞こえないとか・・・

耐えられないってわけじゃないけど、会話で聞き直すのは相手に悪いような気がしますね。

お爺ちゃんになったらもっと聞こえなくなるかもしれないけど、そのときは年だと諦めがつくでしょう。

 

生活で変わったといえば耳掃除の時に綿棒を使うようになりました。それまでは硬い耳かきでしたが、

今は奥まで入れずに入口付近を掃除するくらいです。退院後は怖くてしばらくできませんでした。

 

最後に

すでに手術が決まっている人は不安だと思いますが、真珠腫性中耳炎は進行すると危険です。

耳の奥には顔面神経や味覚神経が通っているから炎症の拡大は止めないと怖いです。

 

その証拠に、私は手術後から半年位は舌の右半分だけ味がわかりませんでした。

ただ食物が触れてるだけって感じで、すごい気持ち悪かったですよ。

 

症状は人それぞれだけど、私はかなり進行していると先生が言ってました。

そんな私でも10年後は元気です!

 

当時を思い出しながら書いてますが、ツラかったけど何とか乗り越えたから今があると思います。

手術後は知り合いなどから耳の病気について相談されるようになりました。少しは人の役に立ってるかな?

 

私は家族・兄弟・友人が見舞いに来てくれたときはうれしかったですね。入院中は孤独な時間が長いので・・・

もし家族の方が真珠腫性中耳炎で手術予定なら、病院に来てくれるだけで嬉しいと思いますよ。

 

このブログに来て頂いた方々が良くなることを祈ってます。

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コメント

  1. 森崎 孝 より:

    私も平成6年に真珠腫性中耳炎の鼓膜形成術受けました。結果は殆ど聴力は100%でした。その後合併症を改善のため一年後に癒着の再手術を受けてから調子が変わりまして最初とは変化しました。それは耳小骨を抑える耳小骨筋を切除したので鼓膜の安定性を失い不快な経験をしました。ほかの先生たちはパーフェクトと言いますが聴力は落ちてきました、鼓膜の振動を抑える耳小骨筋が無いので低音の制御が有りません。それまでは耳鳴り眩暈歩けないなどで東京の病院すべて行きました。この病気を見つけたのは郊外の開業医の若い先生でした、この病気を見つけるのに会社も辞めました、

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