ドラマ「下町ロケット」の感想と詳しいあらすじ!町工場の底力!
池井戸潤氏のドラマ人気はスゴイですね!現在も「花咲舞が黙ってない」や「民王」が放送されてます。
今までにWOWOWでも池井戸潤氏のドラマが放送されたけど、私は契約してないので見れませんでしたが、
Huluで「空飛ぶタイヤ」と「下町ロケット」が配信されてることがわかったので、まずは「下町ロケット」を見ました。
全5話でしたが、見終わったあとはスゴイ満足感でした!
余韻のあるうちに簡単なあらすじと感想を書きます。
※2015/10からはじまる、阿部寛さん主演のTBSドラマ「下町ロケット」が楽しみな方は読まないほうが良いかもしれません。
ドラマ「下町ロケット」のあらすじ!
原作は読んでないので違いはあるかもしれませんね。でも大筋は変わらないと思います。
つくだ製作所
社長 佃航平:三上博史
営業部 部長 津野薫:光石研 営業部 係長 江原春樹:池内博之
技術開発部 部長 山崎光彦:松尾諭 技術開発部 真野賢作:綾野剛
経理部 部長 殿村直弘:小市慢太郎
つくだ製作所社長の佃航平(三上博史)は父親が亡くなったあと会社を継いだ2代目社長。
佃は7年前まで宇宙科学開発機構の研究員をしていたが、打ち上げ失敗の責任をとり辞めていた。
でもロケットエンジンを作る夢を諦めきれず、バルブシステムをロケットの水素エンジンに応用できないかと・・・
そんなとき白水銀行から出向してきてる経理部・部長の殿村直弘(小市慢太郎)からこのままだと
赤字になると言われるが、佃は研究費を削りたくない。社内には夢を追う社長に不満を持っている者もいた。
特許権侵害で訴えられる!
そこに追い打ちをかけるように特許権侵害で裁判を起こされてしまう。相手は大手のナカシマ精機で
裁判に勝つことよりも長期化させ、つくだ製作所の資金繰りが苦しくなった時に90億の賠償金の代わりに
株式の半数以上を差し出させて傘下にするのが目的だった。
訴えられたことでつくだ製作所の評判は落ち、取引先も減ってしまい佃社長は窮地に追い込まれる。
時間がない佃は先代からの顧問弁護士に辞めてもらう。そこに佃の別れた妻の友人・神谷涼子(寺島しのぶ)が
自分を売り込みに来た。
神谷はナカシマ精機の顧問弁護士・大川総合法律事務所で以前働いていた経験があり、
知的財産についても詳しく、大川とは考え方の違いから事務所を辞めた。佃は神谷に力を借りることに・・・
神谷によりナカシマ精機のシリンダーを特許権侵害で提訴することにした。少し有利にはなったが
問題はつくだ製作所の資金繰りだった・・・
大手の会社から特許権を譲って欲しいという話が・・・
帝国重工
社長 藤間秀樹:田村亮
宇宙航空部 本部長 水原重治:升毅 宇宙航空部 部長 財前道生:渡部篤郎
宇宙航空部 主任 富山敬治:眞島秀和 広報部 鈴木智美:原田夏希(つくだ製作所 江原の恋人)
つくだ製作所が裁判と資金繰りに困っている頃、帝国重工の純国産ロケット打ち上げの「スターダスト」計画が
発表された。エンジンパーツの特許取得を計画していたが、同じエンジンバルブシステムの特許が3週間前に
他社に登録されていた。その会社はつくだ製作所だった。
帝国重工の宇宙航空部の部長・財前道生がつくだ製作所を訪ねる。
財前はバルブシステムの特許権を譲って欲しいと頼む。佃は使用権、または独占使用権を提案するが、
優位性がなくなると理由から20億でどうかと・・・
佃は社員と相談したうえで帝国重工には特許の売買ではなく使用契約ではどうかと話をすることにした。
再び財前がつくだ製作所を訪れた。特許は譲れないという佃に対し、最後は独占使用契約でお願いする。
※財前がロケットの打ち上げスケージュールを変更したくないのはビジネスだけではなく、心臓病の妻が助かるには
移植しか方法がない状態。その妻が楽しみにしているロケットの打ち上げを見せたいという思いも・・・
つくだ製作所の製造メーカーとしてのプライド
佃は独占使用契約ではなく部品供給にしたいと言うが、係長の江原春樹(池内博之)は訴えられて
会社が大変なときにだからこそ巨額な特許使用料が必要だと。社員にも生活がある、夢だけでは・・・
佃はメーカーとしてのプライドと言った。
佃は財前に特許使用料ではなく部品供給できないか検討を頼む。財前は少し時間が欲しいと・・・
それから財前は佃から工場を見て欲しいと言われ見学する。そして確かな技術と情熱ある社員を見て、
財前は町工場を営んでいた亡き父を思い出していた。
財前は水原本部長につくだ製作所から部品供給することを考えて欲しいと頼むが・・・
富山が水原本部長に部品テストをした結果なら財前もつくだ製作所も納得するだろうと提案する。
しかし、それは最初から不合格にする富山の策略だった。水原はテストを富山に任せた。
部品テストのためにつくだ製作所に富山らが来た。最初から不合格にするためのテストということで、
上から目線の態度につくだ製作所の社員は違和感を感じた。
そんな時、裁判でナカシマ精機がつくだ製作所に56億円支払うという和解案が勧告され、
ナカシマ精機の提訴が取り下げられることになった。
また帝国重工の富山らが来たが、経理に対してのバカにした発言、富山の最初から部品供給にしなければ・・・
富山に佃は毅然と言った、いい加減な評価しかできない相手に特許を使ってもらうわけにいかない、お引き取り下さい。
その言葉に富山は急に慌てるのだった・・・
度重なるトラブルを乗り越えられるか?
バルブの動作性テストで異常値が出た。つくだ製作所が調べると同じロッド番号のバルブが2つあったのだ。
帝国重工に送られていたのは不合格品だった。原因は真野(綾野剛)がわざと不合格品にロッド番号を
入れていた。それは裁判中から社員の気持ちの中にあった夢よりも生活という不満からだった。(真野は退職願を出すが佃の意向で会社に戻る)
財前が水原本部長に掛け合いテストが再開され無事に合格した。次の燃焼実験に合格すると
正式に部品供給が認められることになった。このまま順調に行くと思われたのだが・・・
燃焼実験が開始されたがトラブルが起きた。富山はバルブが原因だというが、佃は自分たちにも調べさせて欲しいと
頼み財前が了承した。その結果、帝国重工が製造するフィルターの製造課程で二酸化ケイ素が付着したのが原因と
わかった。
あと問題は帝国重工・藤間社長の承認を得なければない。財前は水原本部長に直接社長に話したいと頼んだ。
藤間社長も過去にロケットの打ち上げ失敗の過去があり、佃と共感するところがあると考えた。
財前は役員会で佃の経歴と現在これ以上のバルブはないと社長に力説した。その熱意が通じたのか
社長から承認を得ることができた。
そして燃焼実験も無事に成功した・・・
ロケット打ち上げと新たな挑戦!
宇宙科学開発機構 研究員 和泉沙耶:水野真紀 (佃の元妻) 佃の娘 佃利菜:美山加恋
財前の妻 財前冬美:奥田恵梨華 神谷弁護士事務所 神谷涼子:寺島しのぶ
佃が財前の妻・冬美の見舞いに訪れた。
財前に新たな挑戦を話す。それはバルブを応用して人工心臓を作ることだった。すでにチームを編成したと・・・
それを聞いた財前は、「私の妻に使わせて頂けますか?」、佃は答えた「もちろんです」
それから1年後・・・ついに打ち上げの日が来た。
つくだ製作所の佃らが緊張しながら打ち上げの瞬間を待っていた。そこへ佃の元妻(水野真紀)と
娘の梨菜が来る、さらに財前が車いすの妻と現れた。打ち上げまで8分・・・
佃らは作業着を着た。佃プライド!工場では社員がその瞬間を見ようとテレビの前に集まっていた。
10秒前・・・
佃の母は亡き夫の遺影をテレビに向け、神谷は空を眺めていた。
発射!
そしてロケットは宇宙を目指し空高く飛んでゆく・・・
「下町ロケット」の感想
面白かったので、つい力が入って長くなってしまいました。
実際に日本の技術がNASAで使われているという話はテレビで見たことがあります。
けっして大きな会社ではなく町工場の技術というのがスゴイですよね!
そんな町工場を舞台にしたストーリー。そのなかに池井戸氏らしさがミックスされてます。
白水銀行から出向で来てる経理部・部長が登場した時は、「きたー銀行」って思いました。この部長は銀行の味方か?最初はそう考えたけど、つくだ製作所が好きで会社のことを思う気持ちが発言に込められてます。
また社員役の池内博之さんや光石研さん、松尾諭さんもいい雰囲気を作ってました。
綾野剛さんは初々しいです。今では主役が多いけど・・・
何といっても渡部篤郎さん。ロケットを予定通り打ち上げなければならないプレッシャー、部下は裏で動ごいている。
さらに妻は心臓病という難しい役でした。父の町工場を継がなかったが、三上博史さんと出会ってから町工場や
父に対する気持ちが変わった雰囲気がが演技から感じました。
全5話ですがもっと長く見たくなるドラマでした。10月からはじまる阿部寛さんの「下町ロケット」も
見ようと思ってるけど比較しちゃいそう・・・原作も読んでみようかな?
「紹介している作品は、2015年9月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありま
すので、詳細はHulu の公式ホームページにてご確認ください。」