【映画】2012のあらすじと感想!おすすめの人は?
Huluで映画でも見ようと思って探したら、どうしてもSF映画に目がいってしまう。そして選んだのが『2012』。もう2016年も終わるのに?と思った人もいるでしょう。公開が2009年なので仕方ないのですが、当時マヤ文明の暦では2012年12月に地球が滅亡するという説が話題になっていたのを覚えてますか?
SF映画が好きな人ならご存知でしょう。ノストラダムスの次はマヤ文明!とにかく地球滅亡というキーワードは食いつく人が多いですからね。私もそのひとりですが…。地球滅亡といえば宇宙人の侵略か自然現象というのがパターンですよね。私は見終わったあとに複雑な感情が湧きました。
『2012』はこんな人におすすめ!
まずは何といっても地球滅亡やマヤ文明などの歴史が好きな人じゃないと最後までは見れないかもしれません。なぜかというと、この映画は2時間39分という普通より約1時間も長いのです。好きじゃないとなかなか最後まで見れないかもしれません。あと時間に余裕があるときでないと無理だと思います。
長いだけに2回に分けて見るには短期間でないとストーリーが頭から抜けるかもしれません。記憶力に自信がある人はいいけど、私みたいなオヤジには無理です。若い人より脳細胞が死んでますから…。できれば一気に見ることをお勧めします。
まとめると、
- 地球滅亡の映画が好き
- マヤ文明など歴史が好き
- 地震・津波の自然の脅威が好き
- 時間に余裕がある人
- 俳優にこだわらない人
これに当てはまる人は楽しめると思いますが、震災のシーンが苦手な方にはオススメできません。
『2012』のあらすじ
この映画は主役を置くというよりも、物理学者や作家など時間とともに人物を分けて構成されてます。
2009年、エイドリアン博士がインドのニューデリー大学宇宙物理学研究所を訪れ、太陽の爆発によりニュートリノが新種の素粒子に変化し、電子レンジのように地球の中心を熱し始めたことがわかった。
※私は物理学なんてわからないので、たしかこんな感じで訳されていたと思います。吹替と字幕は違うかも?
「ノアの方舟」計画
2010年、G8サミットでアメリカ大統領が各国の代表だけに世界の終焉を伝える。2011年にはモナリザなどの美術品が安全な場所に移され、赤外線でなければ真偽がわからないフェイクが飾られる。その行き先を不審に思った人間や謎に迫る人間たちが次々に殺される。
2012年、湖は干し上がり地殻変動は予定より早く進んでいた。その頃、秘密裏に「ノアの方舟計画」が進んでいた。主要国と金持ちからお金と引き換えに乗船パスを発行し、地球規模の洪水から船で脱出する計画だった。(美術品や野生動物なども積載し選ばれた者だけが助かる)
サンフランシスコの断層が大きくずれるなか、作家のジャクソンが元妻ケイトと息子、娘とともにケイトの恋人の操縦する軽飛行機で脱出。子供たちとキャンプに行ったイエローストーン国立公園で知り合った、DJ・チャーリーに船がある場所を聞きに行く。
娘と2人でチャーリーを探し出し、キャンピングカーの中に地図があることを聞き出したが、すでにイエローストーンでも地殻変動が起き噴火も始まり、ケイト達が待つ飛行機までたどり着くのが困難な状況になるが、なんとか噴石に当たらず飛行機に着いた。ジャクソンは娘をケイトに預けたあとキャンピングカーに地図を取りに戻ったが地割れに飲み込まれてしまう。
仕方なく飛行機は滑走を始めた。その時、ジャクソンが地図を手に這い上がってきた。そして滑走する飛行機に飛び乗り離陸。地図を見ると船の場所は中国だった。中国まで飛べる飛行機を求めラスベガス?空港に着陸する。
空港にはジャクソンが運転手として雇われているロシア人富豪がラスベガスのモーターショーの車を積んだチャーター機で脱出しようとしていた。そこにジャクソン達も乗り込む(元妻ケイトの恋人を副操縦士に仕立てる)
船に迫る津波
飛行機はハワイで給油の予定だったが、そこはすでに壊滅状態。残りの燃料では南シナ海に不時着するしかなかった。ところが、地殻変動により大陸が移動し中国のそばまで飛んできていた。飛行機は雪原に着地を決行、操縦士を残しジャクソンらは着地寸前にベントレーで脱出。飛行機は止まれず操縦士もろとも谷へ落ちてしまう。
そこへ船に動物を運ぶ中国のヘリが飛んできた。その中の1機が降りたが搭乗パスを持つロシア人富豪の子供だけを乗せ飛び立つ。1500m級の津波は予定より早く到達することがわかり船も早く出港することに。
3号船は地殻変動により一部が壊れ使えない状況になり、搭乗を待つ者やパスのない者が桟橋に溢れ転落する者が出始めた。ジャクソンらは僧侶の協力で船に侵入することに成功。
エイドリアン博士が乗船を待つ人達も乗せるべきと各国の首脳に訴えると、すべての首脳が賛成し再びゲートが降ろされた。津波が迫り船はゲートを閉めようとしたが、ジャクソンらが侵入した時のロープ?が油圧装置に引っかかり閉まらない。船のエンジンはゲートを閉めなければ始動できない。そこへ津波が到達する…。
ゲートから水が侵入しジャクソン達がいる区画が封鎖されてしまう。エイドリアン博士は原因を突き止め油圧装置に向う。エンジンのかからない船は流され、エベレストに衝突する危機的状況。ゲートを閉じるには歯車に引っかかっている物を取らなくてはならない。しかし、そこはすでに浸水していて潜って行かなければならなかった。
ジャクソンは決死の覚悟で潜り原因となっていた物を撤去した。船はゲートを閉めエンジン始動、エベレストに衝突したがすぐにリバースして危機を脱出。その後、6、7号船も合流、そして23時間後には外の空気も安定し助かった人々は甲板に出るのであった…
『2012』を見た感想
ここまで読んでくれて有難うございます。あらすじはあまり得意ではないので勘弁して下さい。
私は「2012」を初めて見ましたが、東日本大震災や熊本地震の前に見た人とは感想が違うと思いました。公開の2009年当時はマヤ文明が話題になっていたけど、どこか現実的ではない気がしてました。やっぱりノストラダムスの影響ですかね?
でも実際に日本を震災が襲い、未曾有のことが起こっても不思議ではなくなった今、地球規模の震災が絶対にないとは言い切れないですよね。最近も海外で大きな地震が起きてるし、日本でも日常的に起きてるし…。この映画は、映画としてのツッコミどころは当然あります。ただ視点を変えて将来起きるかも?って考えて見るとまったく違う感覚になると思います。
ツッコミどころ
ツッコミどころは搭乗パスに1人当たり10億ユーロってとこですかね、約1220億円なんて払えるわけない。宝くじ当たっても10億円、絶対無理。私なら迫りくる津波を見て死を覚悟するだろうなって思いました。船に侵入したり潜ったりなんてできませんから…
あとスゴイ気になったのが、船が中国で建造され中国語が書かれていたこと。思わず「この船大丈夫?動くの?安全性は?」、なんて考えるのは私だけ?映画なんだけどツッコミたくなる。
震災に対する恐怖
私が住む北海道では、平成5年に北海道南西沖地震があり30mの津波が来たそうです。もう23年も前になりますが、巨大地震の間隔が短くなってるような気がします。そんな私が見て感じたのは恐怖です。震災を経験してない自分が言うのもおこがましいのですが、次は自分の住む街かも?という恐怖は常にあります。その辺は見ていて複雑な気持ちになります。
ツッコミどころや映像的に楽しめる所はあるかもしれませんが、私は宇宙人が地球を侵略する映画のほうが気楽に見れるような気がしました。
紹介している作品は、2016年12月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。