冷凍カニの食べ方!旨味成分を逃さず美味しく食べる方法!
もうすぐカニが一番売れる時期がやってきます。そうですお正月です。日本人はカニ好きが多いですよね!私が住む北海道は地域柄もあるかもしれないけど周りに嫌いという人は1人もいないですね。友達が少ないわけじゃないですよ。
昔は北海道出身というだけで道外の人に「いつでもカニ食べれていいね」、なんてよく言われたもんですが、そんなに食べた記憶もないです。釧路とか道東に住んでいたら別かもしれないけど、逆にウニはかなり食べてました。今思えば贅沢でしたね。
そのカニも今では昔より捕れないので、すっかり貴重な資源になってしまいましたね。だからこそお正月くらいはちょっと贅沢して家族でカニ食べようという人が多いのかもしれません。
でも美味しくなかったという人もいれば美味しかったという人もいますよね。そこで今回は冷凍カニを美味しく食べる方法を紹介します。色んな方法がある中での参考例ということで読んで頂ければと思います。
冷凍カニが美味しいマズいの差は?
「所さんの目がテン!」の冷凍カニを科学的に美味しく食べる方法を参考に説明します。
カニの身は筋肉なので味はないそうです。えっ!?って思いますよね。実は美味しいのはエキスなんです。今の時代は科学的にカニの旨味成分がわかっているのです。
カニの旨味成分は、
- アルギニン
- 食塩
- リン酸二カリウム
- グリシン
- アラニン
- イノシン酸ナトリウム
- グルタミン酸ナトリウム
成分がわかっているということは再現できるということでもあります。それがカニかまぼこです。「カニカマ」と言ったほうがピンと来るかもしれません。食べたことありますよね?目をつぶって食べたら完全にカニですよ。
鋭い人はわかったと思いますが、マズいか美味いかは旨味成分がどれだけ身に残っているかなんです。だから冷凍カニをもう1度茹でると味が薄くなり、さらに茹でると旨味成分が抜けてしまい歯ごたえしかなくなります。もはや何を食べているのかわからないことに…。
冷凍カニを美味しく食べるには旨味成分を出来るだけ逃さないのがポイントです。
旨味成分を逃さず食べるには?
まずは冷凍カニを自然解凍します。特に珍しい方法ではありませんが、ここからが大事なところです。解凍後に下に水が溜まりますよね、この水をどうしますか?捨てますか?
これを捨てたらもったいない!この水はドリップと呼ばれ、旨味成分も含まれているのです。カニは冷凍すると細胞が壊れ、解凍すると旨味成分がドリップとして流れしまうので、このドリップを利用することで美味しいく食べれるということです。
ちょっとだけ手を加えますが超簡単です。フライパンに解凍したカニを入れ、そこにドリップを入れます。そしてフタをして約1分蒸らすだけ。逃した旨味成分を戻してあげれば美味しく食べれるということです。簡単ですよね!
冷凍生カニの解凍方法
ほとんどが1度茹でてから冷凍した「冷凍ゆでカニ」。「浜ゆで」といったほうがピンとくるかな?なかには生のカニを冷凍した「冷凍生カニ」を購入する人もいるでしょう。冷凍生カニも基本的にはドリップを利用するという点は変わりませんが解凍方法が違います。
容器に塩水(1リットルの水に対し塩小さじ2杯)を入れ、そこに冷凍生カニを入れます。そしてラップをして冷蔵庫に入れて解凍します。そうすることで細胞から旨味成分が出ずらくなるそうです。
冷凍生カニは鍋にして食べる方が多いと思いますので、その時に解凍した時の塩水を鍋に入れてカニや野菜など入れて食べるのが美味しいと思います。これは他の料理も応用できますよね。
道産子でも知らなかった!?
これって道産子でも知らない人が多いと思います。昔会社の寮でカニ食べたことがあったけど誰も知らなかった。私が子供の頃は旨味成分なんて分析されてないし冷凍方法も確立されてないから、たぶん冷凍生カニで茹でて食べていたと思います。それでも喜んで食べてましたよ。北海道に住んでいても海産物に詳しいとはかぎりませんからね。親戚に漁師でもいれば別ですが…。
解凍して料理をつくるなら難しいけど、解凍して食べるだけなら男でも簡単にできますよね。貴重なカニですから美味しく食べないと損。科学的に美味しく食べる方法がわかるなんて素晴らしい時代になったものです。カニ好きの方はお正月も近いので試してみてはいかがでしょうか。
私は「所さんの目がテン!」が好きで、興味ある時は録画してるんですが、録画が溜まりすぎてすっかり忘れてました。すこし整理しようと思ったら発見して速攻で見ました。HDの容量が大きいのも良し悪しですね、ちょっと反省しました。